機動戦士ガンダム第14話「時間よ、とまれ」は、補給を担うマチルダ中尉が初めてホワイトベースを訪ね、アムロがこれまでとは違う種類の危険と向き合う回です。戦場での撃ち合いではなく、気づかれないまま仕掛けられた罠が話の緊張を作ります。

マチルダ中尉が伝える、レビル将軍からの指示

補給部隊のマチルダ中尉が、ホワイトベースにブライトを訪ねてきます。伝えられるのは、レビル将軍からの指示です。欧州での大規模作戦のあいだは、ホワイトベース側で独自にデータを集めておくようにという内容でした。用件を終えたマチルダの乗る輸送機ミデアは、その後の飛行中に襲撃を受けます。駆けつけたガンダムの助けで、ミデアはその場を切り抜けることに成功します。

クワラン曹長の罠に気づかれないまま、ガンダムへ仕掛けられた爆弾

この襲撃は、ジオンのパトロール部隊のクワラン曹長らが仕掛けた罠でした。小型の飛行兵器ワッパを使い、気づかれないようガンダムへ爆弾を取り付けていたのです。アムロはシールドの爆発をきっかけに仕掛けに気づき、急いでホワイトベースへ帰投します。乗組員たちが見守るなか、アムロは自分の手で爆弾の解除に挑むことになります。撃ち合いの強さとは別の、慎重さと冷静さが試される場面です。

13話までのホワイトベースの状況を知っている人に向いている回

アムロがガンダムのパイロットであること、ホワイトベースがジオン軍に追われながら移動を続けていることを知っている前提で、この回は進みます。補給部隊のマチルダ中尉という新しい人物が艦の外から現れ、レビル将軍からの指示を伝える場面も、それまでの戦況を知っているほど意味がつかみやすくなります。

第14話だけを単体で見るのには向かない回

反対に、第14話だけを単独で見ると、マチルダ中尉が初めて姿を見せた人物であることや、レビル将軍の指示がホワイトベースにとってどれほど重い意味を持つのかがつかめないまま、爆弾解除の緊迫だけが浮いて見えてしまいます。まずは1話からホワイトベースの歩みを追っておくと、この回の緊張がより伝わります。

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