「機動戦士ガンダム」第1話「ガンダム大地に立つ!!」は、宇宙世紀0079年、ジオン公国と地球連邦の戦争のさなか、モビルスーツの開発拠点サイド7が突然戦場に変わる回です。民間人だったアムロ・レイが、この混乱の中でガンダムに乗り込むまでの経緯を描く、シリーズすべての出発点にあたる一話です。
連邦の新型モビルスーツ実験場サイド7が戦場に変わる混乱
宇宙世紀0079年、ジオン公国と地球連邦政府はすでに戦争状態にあり、地球連邦軍はサイド7で新型モビルスーツの開発・運用テストを進めていました。ジオン公国軍のシャア・アズナブル少佐は、このサイド7を偵察するため部下を送り込みます。ところが偵察部隊の一人が功を焦って砲撃を始めてしまい、本来は民間人が暮らすコロニーだったサイド7は一気に戦闘へ巻き込まれていきます。突然の混乱のなか、居合わせた民間人のアムロ・レイも戦火の中へ投げ出されることになります。
シャア・アズナブル初登場と、アムロが操縦桿を握るまでの経緯
第1話は、シャア・アズナブルの初登場回でもあります。部下にサイド7偵察を命じる指揮官として姿を見せます。一方のアムロは、コロニー内に迫る戦火から逃れるうち、連邦軍が開発中だった新型モビルスーツ「ガンダム」にたどり着きます。ここでアムロとガンダムがそろって初めて画面に登場し、以後のシリーズを動かしていく組み合わせが生まれます。アムロがこの先どこまで戦況に関わっていくかは、本編で確かめてください。
宇宙世紀の対立とサイド7の混乱を丁寧に追う人に向いている導入、状況説明を飛ばして先に進みたい人には合わない情報量
第1話は、宇宙世紀という時代設定、ジオン公国と地球連邦の対立、サイド7という舞台をひとつずつ提示しながら、アムロがガンダムに行き着くまでの流れを積み上げていきます。この対立構造や舞台設定を最初からきちんと理解したい人には向いている一話です。一方、状況説明を飛ばしてすぐに先の展開へ進みたい人には、前半の情報量がやや多く感じられるかもしれません。本放送は当時としては内容が斬新だったこともあり、当初は視聴率が伸び悩んで一時打ち切りが決まりましたが、その後の再放送を重ねるごとに評価が上がっていきました。シリーズ全体として、時間をかけて評価が定着していった作品でもあります。
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